霞んだ空に
星が消える
あたしはどうして
泣いてるんだろう?
高く低く 流れる
ノイズ音を数えて
強く永く 漂う
現象にさまよった
理性で綴じた
記憶の物語 眺めて
結論もなく 静かに
傾いた空間
紡ぎ続けたはずの
きみとの糸さえも ah
ほどけていく
アンドロイドは
羊の群れの中
夢見た
それを夢に見るのは
あたしという羊だ
強く速く 伝わる
ノイズ音の狭間で
きみの声を忘れて
しまうような気がした
時は流れて
途方のなさに暮れて
仰いだあの夜
キラ キラ ただ何か
目が 眩んだ
今 蒼く白く帯が
ひとつ 落ちてった
静かな水面に
波紋刻んで
もう後には戻れないと
わかった
何故かは知らない
何かが変わった
ただ 今 思ったことは
「きみに会いたい」
ひずんだドアを開ければ
あふれ出した喧騒に
心 フェイドアウトしてゆく
歌をもっと聴かせて
壊れたピアノ
叩いて更新は途切れ
隙間に流れる
霞んだ空に
星が消える
夢 まぼろし
沈んだ先に
響いた声が
腕を掴み
きみの影が
あたしを射抜く
貫かれた胸の穴は
抑えようもなく
震え続け
もがくほどに
溺れてゆく
街の海に飲まれて
二度と出られない
絶望する夜を
流れ星 切り裂き
遠い感傷を残す
淡く跡を残して
地平線へ消えてった
星は遥か遠くで
燃え尽きて散るけど
キラ キラ
ただ強く 速く光って
今 蒼く白く
帯びて 流れおちる
静かな水面に
波紋刻んで
後戻りは出来ない
世界は変わってく
貫かれた光
その先にあすが始まるの
今感じる確かな気持ちを
もう忘れないように
何かが変わった
かすかに香った
夜明けに霞んでく星
今 きみ見つける
ha ah